バイクとの生活

MT-25(2020モデル)に乗っています バイク用品の紹介

バイクに乗っていると何が気持ちいいのか

人間には五感があります。

味覚・嗅覚・視覚・聴覚・触覚ですね。

 

これらの感覚を最大限に使って、なおかつ受け取り方をほとんど調整できない、強制的に受信せざるを得ない感じ……それがバイクに乗る醍醐味だと個人的には思ってます。

バイク乗りには多分Mの人が多いと思うんですがw、基本的に感覚をシャットアウトすることができずに受けるしかないという点が大きい気がしますね。

例えば同じモータースポーツやドライブでいうと、車なら窓を開閉すれば嗅覚と聴覚はかなり制限できますよね。

オートバイと近いのはサイクリングだとも思いますが、サイクリングは自分で漕がなければいけないせいで受信に振れるリソースが少なくなります。

スピード感と操縦感は恐らくスキーも近いですが、ゲレンデの視覚情報に人工的なアイコン(標識)は少ないですよね。

 

やっぱり脳のいろんな部分がいろんなかたちで刺激されるのが公道ツーリングのいいところだと思います。

 

■視覚

標識ってだいたい一気に3つくらい目に入ってきますよね。ピクトグラムの表示もあるし、道路案内の文字での表示もある。制限速度の数字もある。全部を一気に処理しながら、リアルタイムで他の車や歩行者を捉えていくのは実はかなりしんどいと思います。

それに加えて自分のバイクの速度メーターやナビも見てます。まあ視覚だけでいうと車の運転も全く同じではありますが、同時に処理している情報量はかなり多いでしょう。

スマホながら運転が法的に規制されなければいけないくらいの情報を処理しています。

 

■聴覚

車とバイクで似ているところもありますね。自車のエンジン音は特にそうですね。ただ周囲の音まで含むとバイクのほうが圧倒的にダイレクトで音量も大きいです。風切り音も受け入れるしかありません。

 

■嗅覚

窓をあけていれば車もバイクも大差ないですが、やっぱりバイクのほうが情報量は多いですし拒否もできませんね。田舎道だと肥料や家畜の糞の匂いがするものですが、バイクでは嗅ぐしかないですし笑

窓を閉めるということができないぶんだけ常に匂いを感じていますね。

 

■触覚

風を受けるという最大の触覚の行使があります。クラッチ・ブレーキ・シフトペダルの操作、またニーグリップなどバイクに直接体をつけている感覚も大きいですね。常に肌で空気を感じているので、山道に入ったときやトンネルに入ったとき、海沿いを走っているとき……常に肌で変化を感じます。

個人的にとても驚いたのが、「人里」に入ると肌に感じる空気がかなり変わることですね。人がいない場所の空気って鋭角的で刺してくる感じがするんですよ。でも人が町を作っている場所に入ると空気の感覚が柔らかくなります。

イオンや電子やホコリの粒子や雑菌の量が関係しているんでしょうか? 本当に不思議です。

 

■味覚

トラック排ガスは匂いもきついですが味もきついですね。バイクだと不愉快でも感じ続けざるをえません。夜の工事現場近くの敷きたてのアスファルトの味、夏のトンネルの味、春の山の味、秋の腐葉土の味……伝わるでしょうか笑

味覚ははっきりとはしていませんし、主に不愉快に感じることが多いんですが地味にたくさんありますね。

 

 

■五感を総動員できるのがバイク

これほど五感を総動員する、特に受信に特価するものを他に私は知りません。

バイクに乗って五感でフルに受信するのはとても楽しく刺激的な感覚です。

 

ある意味近いなと思うのはラーメン二郎ですね笑

あれも五感を総動員させて受信しますよね。嗅覚でにんにくしょうゆ・視覚で量とジャンキーさ、味覚の刺激はMAX、触覚は綿のごわつきと脂のべたつきと胃の膨満感、あまり使わないのは聴覚くらいかな?

五感の刺激を目一杯受け取る行為は楽しいし、非日常感があるものですね。